中国に関心を持つようになったのは小学生の時から。
中国残留孤児のニュースを見て、中国人の懐の大きさを思った。
また学研のある本を読んで、中国人は漢字しか使わないことを知り、
「日本人なら漢字を忘れたら、仮名を使って書いてもいい。でも中国語には仮名がないから、漢字を忘れるわけにはいかない。中国人は大変だなあ」と思い、
中国人に対する尊敬の念を持った。
更には母がさだまさしのファンだったこともあり、小学5年のとき、さださんが制作した映画『長江』を映画館に見に行った。
中学2年のときに、母に連れられてさだまさしのコンサートに行ったが、これが私にとっての人生初のコンサートであった。
さださんがアルバム『風のおもかげ』をリリースした年で、コンサートではそのアルバム曲を中心に熱唱されたが、私は大いに感動して、その後さだまさしの熱心なファンとなった。
そのため中国に更なる関心を持つことになった。
さださんは歌手として現在まで続く長いキャリアをお持ちで、私もたくさんの曲を聴いたが、私の認識では、アルバム『風のおもかげ』リリース時が最高峰である。
高校に入ってすぐに中国語を勉強し始めた。
しかし高校の勉強と部活動が大変で時間が取れず、1か月で中断した。
国立T大学に入学後、3年ぶりに中国語の勉強を開始した。
私の勉強法は、NHK語学講座を中心にした独学であった。
体調不良で大学中退後も中国語の勉強だけは何とか細々と続け、後年本当に中国に渡り、中国人女性と結婚し、日中ハーフの娘を授かることになった。